
こういったことで悩んでいませんか?
泥汚れはもちろんですが、特に黄ばみや生乾き臭は子育て世帯でなくても、厄介な悩み事でもあります。
実はこのような悩みは皮脂汚れが原因で発生している可能性が高いです。
そのため、洗濯後も皮脂汚れが残っていると生乾き臭が発生しやすくなります。

それは、洗剤の効果が機能していない可能性があるからです!
どういうことか?
冬場では夏場に比べて水道水の温度が低くなります。
水温が低いと粉末洗剤などは水に溶けにくくなり、洗浄効果を得にくいです。
この記事では温水機能を使用すると冷水と比べてどのように違うのかが分かるようになります。

共働きで家事歴25年の私が、長年の家事経験から、なぜ「温水洗浄機能付きドラム式洗濯機」が「清潔・時短」の救世主となるのかを解説します。
本記事では、洗剤や柔軟剤を変えても解決しない「臭い」「落ちない」悩みの解決に必須となる温水機能について、徹底比較し解説します。
この記事を読むと温水機能が必要なのか?それとも不要なのか?の判断が出来ます。
結論から…

皮脂汚れを効果的に落としたいのであれば、温水機能を使うべき!
ドラム式洗濯機の温水機能が無い場合は洗濯前にお湯を使って部分洗いしましょう!

温水洗浄の主なメリットは5つです。
皮脂や油汚れは40℃以上の温度で柔らかくなり繊維から離れやすくなるため、冷水では落ちにくい汚れも落としやすくなります。
カレーやコーヒーなどの頑固な食品汚れも温水で洗うと分解されやすく、黄ばみ対策にも有効です。
洗剤や酵素は人肌よりやや高め(約40℃)で最も活性化し、洗浄力を最大限発揮できるため、少量でもよく汚れが落ちるようになります。
50℃程度の温水は雑菌・ウイルス・臭いの原因菌の除去に効果的。赤ちゃん衣類やアレルギー対策にも向いています。

洗剤がしっかり溶けることで溶け残りやムラも防げ、洗濯槽のカビや臭い発生リスクも防ぐことが可能!
40~50℃の温水を使うことで、洗濯槽内の雑菌繁殖を抑制しやすく、クリーニングやメンテナンス性が上がります。
それでは具体的に解説します。
そもそも「温水機能」って何?

洗濯機のヒーター機能で冷水を洗濯コースに合わせた温度まで上げて洗濯する機能です。
洗剤中の酵素が活性化する温度まで洗剤液を温め、さらに泡にすることで浸透力もUP。
繊維の奥にしみついた、黄ばみや部屋干し臭のニオイの元まで洗い落とします。
温水洗浄のほうが洗浄力が高いですが、
水洗いに比べて電気代が高くなります。
また高温により繊維が縮んだり、特にナイロン・ポリエステル・ウール・ニットなどのデリケートな衣類はダメージを受けやすいです。
そのため、おしゃれ着用の専用コースで分別して洗濯する必要があります。
温水で洗うべき理由
温水洗浄は洗剤に含まれる酵素が活性化するため、最大限に発揮し、落ちにくい皮脂や油汚れを落としやすくします。

料理をイメージして下さい!
例えばフライパンに油を引いた時、フライパンがまだ温まっていない状態では、油は粘り気があります。
熱が加わることにより、油はサラサラした状態に…。
そして1度熱を加えた油は冷めると固形化しやすいです。

料理後のガスコンロに付着した油が固形化するのは、これが原因です!
食事の時に付いた油汚れはもちろん、皮脂汚れは名前のとおり、油汚れです。
服を脱いで洗濯カゴに入れたら衣類の温度が下がります。
冬場では冷気にさらされて皮脂汚れが冷たくなり、衣類にこびりつきやくなることでしょう。
冷水で洗濯すると更に落ちにくくなります。
そうして蓄積された汚れが黄ばみや細菌の増殖による生乾き臭に変化します。
これらの理由のため、衣類に染み付いた皮脂汚れは温水で洗うことにより、皮脂汚れがはがれやすくなります。
衣類で皮脂汚れがつきやすい場所

衣類で皮脂汚れがつきやすい場所は、襟元・袖口・脇の下・背中です。
こうした箇所は、着用時の摩擦と汗・皮脂の分泌が多く、汚れが繊維の奥まで入り込みやすい特徴があります。
温水洗浄のメリット

先程も述べましたが、黄ばみや生乾き臭は皮脂汚れが主な原因の1つです。
皮脂汚れはそのまま酸化して臭いを出すケースと、雑菌のエサとなり増殖により生乾き臭を発生させる2重の構造があり、生乾き臭対策として皮脂汚れをしっかり落とすことが重要になります。
温水洗浄のデメリット
デメリットもあります。

主な要因として、光熱費がUPします。
これは家計を管理している主婦からすると無視出来ないことでしょう。
また、水を温める工程が追加されることにより、通常の洗濯と比べて洗濯時間が長くなります。
他には洗濯物の色落ちやおしゃれ着などのデリケートな衣類は、ヒーターによるダメージを受けやすくなります。

まとめて洗濯したくても、通常洗濯とタオル・おしゃれ着・皮脂や油汚れ服を分別して洗濯すると洗濯回数が増えます。
まとめ:温水機能は用途に合わせて使用する

結論として温水機能は利用すべきです。
理由としては…
タオルコースやおしゃれ着コースなどのコースを多用する場合は分別して洗濯する必要があります。
共働き家庭で時間が限られている場合は洗濯回数が増えることにストレスを感じるかもしれません。
またヒーターを使うため、電気料金などのランニングコストは上がることになります。

ですが、電気代が上がるからと自動洗濯機から手洗いにするのか?と同様に黄ばみ汚れが落ちる可能性があるのに衣類を買い直すのでしょうか?
そのほうがコストUPになると思います。
手洗いによる浸け置きで皮脂汚れを落とすのも1つの手段だと思います。
シャツ1枚であれば、さほど手間がかからないのも事実です。
ただ、洗濯枚数が多い場合は温水機能を使うほうが効率が良いでしょう。
理由は皮脂汚れが落ちきっていない状態で収納するとモラクセラ菌などの雑菌が増殖し、次のシーズンで衣類を出した時に黄ばみになっていることがあるからです。

収納前に必ず皮脂汚れが溜まりやすい襟元・袖口・脇の下・背中は念入りに洗濯しましょう!
ドラム式洗濯機の中には温水機能で約15℃程度の低温で洗濯するモードを備えた機種があります。
Panasonicオンラインストア
パナソニックのLXシリーズでは、「約15℃洗濯モード」があり、寒い日の低温の水でも洗浄力を保つために自動で水温を調整して洗う機能が搭載されています。
また、日立の「温水ナイアガラ洗浄」では、13℃以下の水温で作動するコースがあり、低温環境下でも洗浄性能を確保しています。
このように、温水機能は必ずしも高温だけでなく、低温帯(15℃前後)での最適な洗浄も考慮された設計の機種も存在します。
これは寒冷地や水温の低い季節でも洗浄効果を落とさず使えるようにするためです。

このように冬場で低温帯設定を利用すると電気料金の節約と洗浄力UPの両立が可能となります。
ぜひ、温水機能の活用を検討しましょう!




コメント